ビギナーさん 2021-04-29 13:28:02 |
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>ミオ
っはは、突然だねぇ?
(湯呑みを近くへ寄せて同じく背を丸めるミオは子猫みたいで、猫の親子みたいだなぁと炬燵の天板に横顔を置いて可笑しげに笑っていたものの不意に尋ねられる質問には"突然だな?"と照れ臭さ混じりに。少々言い渋るように唸ると目尻の下がった人懐っこい笑みで)
これだけは任せられないんだ、国と人を守るのが俺の誇りだから。
うーん、新撰組を続けてる理由はあとー…、長生き出来たら本でも書いてみようかなぁ?なんて思ってるんだよねぇ。小常に…あ、えっと奥さんとそんな夢物語みたいな事を笑い合いながらずっと話してるよ。
例えば…俺達も人斬りもさ、生死の遣り取りをしている中で常に自分なりの行動を選択してる。ミオだってそう、…その選択が正しいこともあれば失敗することもきっとある。後で正しかったと思えたり、永遠に答えが出ない事もね…。
そんな時代の人間が書いた書籍を残しておいたら、幕末に生きた人間が…何を考えて、どう判断して、どんな行動を選択したのか。この動乱の世の行動理論を紐解いてみたら、未来に生きる者達にも何か共通するものが見付かるかもしれない。
そこから…、もうこんな身内での粛清や若い子達が巻き込まれちまうような争い事がなくなる事を願うよ。
ミオも心配してくれる人が居たり…好きなひとと一緒に末永く幸せになれると良いね?
(時代の趨勢(すうせい)は分からない、けれどその時代で必死に生を謳歌した人々が積み重ねてきた選択や行動理論が歴史を大きく動かすのだろうと彼女に話して。自分が伴侶を持っても此処に留まる理由やいつかそういった著書でも残そうかな、なんて大層な事を話した後におどけるよう笑いつつ。ミオにも心から慕い合える人が現れて幸せでいられるといいね?等と眠た気に呟くといつの間にか眠ってしまい。廊下でそれに気付いた仲居が布団を敷くようにと永倉の肩を叩いて起こそうとし。ミオには泊まっている部屋の布団には湯たんぽを入れておいたと優しい顔をした仲居から話されて)
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