ビギナーさん 2021-04-29 13:28:02 |
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>親切な男
ハチ「…オハヨウ。アア、オカゲサマデ。…フゥ。少シ不安ダッタカラ…、トテモ助カッタ。宿モ…アリガトウ。……エット……」
(ひとまず十分に休むことが出来た。あの男の仲間もちょうどこの周囲によくいるようだし、しばらくはこの宿の周辺で行動することになりそうだ。早速この辺りの地理について知るため外に出ようと、玄関前で軽く格好を整えていると、昨日も聞いた気さくな声から挨拶が降ってきて。昨夜なんとなく子供扱いされているのは引っかかっているものの、不本意ではあるもののそれがむしろ都合がいいこと、新撰組の人間と遭遇できた幸運と、親切にしてもらったために隅っこに押し込んでおき。挨拶を返しては分かりやすく軽く安堵の息をつくと、帽子から外れては向こうからギリギリ見えるであろう口角を微笑ませて昨日の感謝を伝えて。次いで思い出したように名前を呼ぶためなのか、何か呟いては言葉尻を小さくして)
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