ビギナーさん 2021-04-29 13:28:02 |
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>志々雄
サーべ「……あはは、はは、はははは…。ごめんごめん。でもそれ聞いてさ、なんか安心したよ。」
「それはそう。私ね、正直まだ…自分の為に生きるとか、その場所に居るって感覚がよく分からないと”思ってる”んだ。ずっとハチとか志々雄とかに限らず、周りにいる色んな誰かのためにここにいるのが普通だと思ってたからさ。まあ、だからヒーローになったんだろうけどね」
(つい漠然とした問いを投げかけてしまったから、また頓智かと言われ、自分がうっかりしてしまったことが面白くて、そして希望的観測のほとんどが当てはまることに、なんとなく安堵したのか笑ってしまい。自分のことはあまりはっきりしようとしないからか、微妙な距離の取り方からくる癖か。思えばこういう問答も3回目なのを今思い出した。軽く謝りながらオニオンスープを一口飲んでは、離して話し始めて。本当によく見ている。私に残った時間はハチや志々雄、そしてオクタリアンのために全部使おうと思っていることを、なんとなく察していたらしい。)
「でもね?今は皆といて楽しくて、ずっと一緒にいたいって思ってるのも本当だからさ、私は私の為にここにいられてるんだなって。だからそれ聞いて安心したよ。」
「…じゃあさ、私は今どうしてここにいられると思う?」
(本人には絶対に言わないが、こうして志々雄と話していると久しく連絡を取っていない自分の母親を思い出す。それはそうと、彼から言われてみるとただ単にヒーロー的な奉仕の精神の下ハチ達のそばにいるのではなく、そばに居るのが楽しいから、好きだからいる自分がいることに気がついて、息をついては笑い返し。それから長く白い息を吐き出しては、今度は生存できている理由を問うて)
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