ビギナーさん 2021-04-29 13:28:02 |
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>サーベ
サーベにとっちゃ元の職業上、夜の森は身を隠せる環境だしな?
(薄暗い木々の隙間から降り注ぐ月明かりが仄かに二人の足元を照らしていて。サーベの手に持つ白菊が薄い闇にぼんやりと浮かぶのを視界の端に入れては、音を消して歩く癖のあるサーベから夜の森に安心感を覚えている事へと困惑気味に話されると可笑しそうに笑いを漏らし"だな?"と同意するように。逆に彼女が落ち着く理由(わけ)を憶測で話してみて)
ここか、…劣化して読めねぇな。
(軈て山の岩肌が見えると大きく抉られるように空いた大きな洞穴が見え、先の見えぬ濃い闇色を目にしてから洞窟の手前で彫られていた形跡のある石塚の前へと足を止め。じっと目を凝らして見るものの雨風により既に風化して読み取れず。"取り敢えず中へ行ってみるか?"と、喫煙用の小振りな点火器(※明治でのライターのようなもの)を取り出して点け)
― 祠 ―
…これか。
(蝙蝠も生息していない為か動物の糞も落ちていない洞内は足元も滑らずに比較的歩き易く、割りと短くて浅い洞窟の先に赤い布地で祀ってある祠を見付けるとライターを翳しながら雨水の溜まっている花筒が置かれているのを確認し、少々その棚まで高さがあるからかサーベに"挿そうか?"と言うように顔を向けてはライターの明かりを持ったまま此方が代わりに菊を生けるかサーベを片手で支えるかしようとして)
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