ビギナーさん 2021-04-29 13:28:02 |
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>サーベ
痛ェ時は無理しない事だな、特にサーベは。
(焚き火の柔らかい熱気が秋風と樹木の青い匂いに混ざり、少々心が落ち着いたらしいサーベの表情に此方も安堵しながら"痛くて困っていた。"と打ち明けられるなり僅かに眉を上げて頷き、サーベは特に覆い隠してしまう癖が未だに残っている気がするからかそう告げて。手袋を外す右手が露になって見ると止血が間に合わず絆創膏のガーゼがインクに浸されていて。取り払われたそこから棘が見えるなり伝うインクにガーゼを持ってきて、小さな手の痛々しい見た目に少々眉を潜めてからサーベに目を向けて「この状態で我慢してたのか?」と、あまり表に出さない彼女の我慢強さに少々驚いていて。先に人差し指と親指の第一関節の間にある大きな棘の刺さっている方向を確認しながら刺抜きで掴み。いくぞ?と、これだけは多少抜く際に違和感があるからか相手に合図を送ってからすっと抜き去って。持つ手の角度を変えて傷口に刺の残りがないか確認してから切り傷と一緒に上からガーゼを置くと親指の腹で軽く圧するよう押さえ、相手に安心させるよう軽く笑んでは)
もうあとは大丈夫だ。そこだけしっかり押さえてな?
(サーベにガーゼを圧している場所を軽く押さえているよう話し掛けながら止血して貰っている間に相手の掌を下から少し掬い上げ、人差し指から薬指の細かい棘を第二関節から痛まぬよう慎重に抜いてはガーゼに棘を落とす作業を繰り返し。軈て棘を抜き終えると持っている手の角度を静かに変えて確認し。止血しているガーゼを退けて貰いながら最後に消毒液たを含ませたガーゼで触れる際に「しみるぞ?」と話し掛けてからそっと全体をしっかり消毒して)
ん、出来た。そうそう解けないがあんまり動かさねぇ方が無難だな。
(新しいガーゼで患部をしっかり貼りつつも、動かし易いよう薄めに包帯を巻き。動かしてもすぐ解けはしないものの少しの間は余り無理して動かさないようにした方が良いなと話し掛けて手を離し)
>張、アルク
そうか。…いや、すまねぇな。
(張から同調と励ましを貰うと少し立っていた気が落ち着いたのか短く一息笑い、再度此方を止めてくれた事に感謝して詫びると何処に居ても頼りになる彼の背中を見送っていたが。その後からアルクが此方に向いたのに気付いて棘を抜く手を止め、遠くから謝られる謎の謝罪に目を少々瞬かせつつ背を向けて森へと入って行ってしまう薄いブロンド髪の頭を見ながら)
…何か悪い事でもしたのか?アイツ。
(相手の思う普段からの揶揄いをあまり気にしていないのか、何か悪い事でもしたのだろうかと謝罪の意味を少々汲み損ねながら/…分かった分かった、全部食っちまうなよ?)
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