ビギナーさん 2021-04-29 13:28:02 |
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>アルク、剣心、張
サーベ「…結構簡単に抜いちゃうんだ、それ。…そっか。志々雄はいくらけしかけても抜かなかったんだけど。」
「…悪いんだけどアルク、今それどころじゃないんだ。代わりに火、見ててくれないかな。名に作るかも任せるしさ。…それで?退かないなら、どうする?」
(話が通じることはなさそうだ。こちらを襲わんと眩しく、そしてしなやかに光る逆刃刀を見据えると、同じ刀繋がりのためか、志々雄に脅しをしかけた時に腰に携えられていた太刀が思い出されて。あれは硬く錠でもかけられたようでいて、それでも何か強い、そして重々しい存在感を放っていたことを今でも覚えている。使わないからこそ重いのか、使うからこそ重いのか。今でもはっきりと判断する言葉を私は持たないものの、そのおかげか妙に立ちはだかる言葉は冷静でいて。前かがみになって矢筒から矢をすらりと取り出して弓にあてがうと、アルクに退くように伝えて。この楽しいキャンプの時間を、つくったものをおいしいと食べてくれるアルクや張、そして志々雄達の時間を今は私が守らなくては。そう考えると自然と相手を見据える視線は冷たく突き刺すようになり。…久しぶりに、仕事をする私が顔を出した。)
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