ビギナーさん 2021-04-29 13:28:02 |
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>張、ハチ、サーベ、アルク
…!っハチ、悪い…、
(嘔吐(えず)くような声がハチから聞こえるとハッとして抱き寄せる腕が緩み、彼女が機を見て目の前の男を蹴り飛ばすのが見えると自然と手が離れて。此方の為に他者の命にまで手を掛けて欲しくないのは同じ気持ちであるのに対し、咄嗟の行動故からかまだ自身でもよく分かっておらず。"もういい"と腕に抱き付く想い人の顔を見れば高鳴る怒りを鎮め、華奢な腹から手をゆっくり離すなり咄嗟に引き寄せて苦しませてしまった事を静かに謝り。地面へと彼女の両足を降ろして着かせながら「ハチ、悪かった…力入れ過ぎて、他にケガねぇか…?」と、他に痛むところは無いか心配気な面持ちで下にある目尻へと親指の腹で触れて確かめていたが皆が居るのをすっかり失念していて。はたっと公衆の面前を思い出したかのように大きな金色の瞳からそっと顔を逸らしてしまうと喉で咳を払うように誤魔化して。背後から賊の彼等を狙っているサーベへと視線を移しながらハチから手をゆっくり外し)
サーベ、…折角のキャンプなのにすまないな。麓の警察署にコイツらを引き渡したらすぐ戻る。
張、この伸びてる奴と他負傷者は警察病院行きだ。連れてくぞ。
(残った面子で料理を続けていてくれと話しながらすぐ戻る旨を笑んで伝えるとほぼ全ての賊徒を縛り上げている張にも声を掛け、気絶して伸びている先程の男を腕から掴んで肩へ適当に抱えながらすぐ下の麓にある警察署へと張と一緒に向かって)
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