ビギナーさん 2021-04-29 13:28:02 |
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>志々雄、張、アルク
ハチ「…」
(最高潮に盛り上げた、感じた達成感は隠さないままふと志々雄を見ると、いつか恋をしていたころを思わせる表情をしている彼と目が合い。彼も自分のことを誇らしく思っていて、惚れてくれているのかもしれない。そう思うと向ける笑顔が自然といつも以上に柔らかいものとなるのだった。故に、歓声の上がる中で彼の動く口が何を語るかは分からないものの、何を言おうとしているのかが分かる気がして。嬉しい。自分に気を利かせてくれたのか、挙手制にしてくれた審判員に会釈すると、こぞって挙手し出す者達を眺めてはさらに煽るかのように両手を挙げて振り出して。今日は思いっきりやろう、彼にいい所が見せたい。その思いと同時に、おちょくるような掛け声には自然と心に火をつけられて、自信ありげに自分に対峙してきた鮫の男に対して向ける目つきは完全に出来上がっていた。なるほど、最初の盛り上げには十分すぎる相手だ。敬意を払うように会釈すると、台に手を置いて。)
「…ンッ。」
(いざ手を組み結果がどうなるかというのは、彼女を知る者にとっては火を見るより明らかで。上がる歓声の中審判員が声を張り上げ開始を告げた途端、男の腕は勢いよくレバーの如く倒されて、台を突き破っては140°ほどに曲がり。かく言う彼女もあまり手応えは感じておらず。志々雄はもっと、重機みたいに力が強いのだ。さて、ここまでとなると静まり返るものだが、体格差のある相手を華奢なガールが圧倒したということで、再び熱気は最高潮へ。雰囲気はいい。だが、特に志々雄にとっては頭痛のする状況かもしれない。)
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