ビギナーさん 2021-04-29 13:28:02 |
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>志々雄、張
ハチ・サーべ「…!」
サーベ「…はっ…!ハチ…!」
(向こうのコートから、志々雄の剛腕から全身までを余すことなく使って放たれた、等加速度直線運動と言うに相応しい、豪快な運動で飛んでくるボールに一瞬目を見張る2人。そうだ、これが彼なのだ。反応はサーブするハチと入れ替わりで前線にいたサーベの方が速かった。彼女はハチと同じように軽く強ばった笑顔と武者震いする身体を、弾道を予測している余裕はないからそのが思うまま突き動かす。腰を落として踏ん張ったことで受け切ったはいいものの、あまりの力にコントロールが効かず、そのボールは弾かれたかのようにはるか空高く彼女の頭上を飛んでいった。受けた両腕が軽く痺れている。今は反撃を仕掛けようと走ってくるハチに託そう。頭上を見上げた後に反撃を仕掛けようと走ってくるハチに振り向き名前を呼び彼女の反撃を待って。)
ハチ「ヤルナ…! …任セロ!」
「………ハッ…!」
(自分の実力と剛腕から成せれたアタックを遺憾無く発揮した志々雄と、それを受け切ったサーべを賞賛しながら、ゆっくりと落ちてくるボールを追いかけ跳躍する。ならばこちらも、さっきやったオーバーヘッドキックで応えなくては。空中で片手で服を抑えながら半回転したハチは、気持ち真下を狙うようにボールを蹴りつけて。蹴りを受けたボールは先程と同じような勢いで、相手コートの志々雄より少しだけそれた辺りに飛んでいく。)
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