ビギナーさん 2021-04-29 13:28:02 |
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>張、志々雄
サーべ「え、何それめちゃくちゃよかったじゃん。いいね…」
「えっ、いいの?こっちに来たんだったら私の奢りでも全然いいのに…。ありがとね」
(お酒をやめてからというもの、ご飯がおいしいという彼には自分も嬉しそうに笑いながら喜んで。なんと奢ってもらえるらしい。何より久しぶりに会った上、普段から奢ってもらっているし、自分の地元に来た時くらいは奢らせて欲しいと思い躊躇う様子を見せる。しかしながら、ここは言葉に甘えておこうと感謝を伝えて。ハチは久しぶりに志々雄と会えたので、後ろから彼のことをずっと見上げながら話を聞いているのだった。)
ハチ「イヤ、タダサーべガ心配性ダナッテ思ッタダケナンダ。行コウカ。」
(自分のことを気遣って声をかけてきた様子には少し照れ笑いをこぼしながら、自分が少しだけ引いていた理由を話し。それはそうと、自分も後で張に感謝を伝えなくては。)
…
ハチ「アア…、凄クオシャレナ店ダナ。適当ナラムシロ…凄イト思ウ。」
(入った店は小物や家具の配置まで非常に行き届いていて、それでいて穏やかな空気が流れていて心地がいい場所でしばらく周囲を見渡しているのだった。自分が普段住んでいる部屋でも、工夫すればこういったオシャレな空間が作れるのだろうか。マンションだからどうしても限界があるが、コーヒー焙煎機、カップ、壁掛けの棚、観葉植物、絵画…は分からないから思い出の写真など、小さなものなら何とか真似ができるだろうか。趣旨から逸れるが、小さな植木鉢でゆったりとサボテンの世話をするのも良さそうだ。そんなことを考えながら、張に凄いと言い。)
サーべ「ありがとう。ハ……。…あのさ、ひとついいかな。もしかしてだけど…志々雄ってもうイカ語も覚えてる?いつのまに覚えたの?」
(ハチとは対照的に張からメニュー表を受け取ってハチと自分の真ん中で開き、どれにしようかと眺めていた。そして店内を興味深そうに眺めている彼女にも選んでもらおうと呼ぼうとした時、さりげなく志々雄がイカ語のメニュー表を読んでいるのに気がついてそれは止められる。タコ語を覚えるというのはまあ分かる。しかしそれと言語感覚に違いがありそうなイカ語まで読めるというのは一体どういうことなのだろうか。いやまさか、本当に?覗き込むように志々雄に視線を回すと、恐る恐る聞いてみて)
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