ビギナーさん 2021-04-29 13:28:02 |
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>張、ドラルク
そんなに毎秒砂になってたら不便だろう。もっと心を強く持たねぇか…。
(大切に扱えと威張るドラルクには寧ろそんな蚤の心臓で大丈夫なのかと言いたげに。体質で仕方無いとは云え、もっと世間慣れした方が良いとお節介に話し掛けるものの、一部足りなさそうな右足から煙管に移った彼の視線に此方も瞳を合わせ。「ああ、要るか?」と熱々の火皿(煙管の先)から真下へ灰を落とそうと)
ああ、ここは明治10年の東京府だ。…って、ぶつかるなぶつかるな。
ドラ公…落ち着きな、さっきジョンもあんたの言う新横浜へ帰ったところだ。俺達も案内する。…あんたこのままじゃ良いカモにされるか見世物で売り飛ばされちまうぞ。
(身嗜みを整える彼を見ながら謝罪と感謝には此方も笑んで肩を竦めてみせるも、紳士的な風貌から一転して急に相手が狼狽え始め。身形の良い者が焦って住人にぶつかると砂化して吹き飛ぶ相手から助けてと泣き付かれ、相変わらず調子の良い張へと「張、こんな時にやめねぇか…。」と一応止めに入り。あんな小さなジョンですら一人でも帰れるのだからと安心させつつも、彼の癖なのか自らの立場を弱めてしまう相手の人の善さにはこんな時代の違う東京のど真ん中では良い鴨になってしまうぞと)
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