ビギナーさん 2021-04-29 13:28:02 |
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ハチ「…サーベ」
サーベ「…? 何さ、急に改めて…」
ハチ「私…働キタイト思ッテイルンダ。ソノ…アッチデ…」
サーベ「え、…え?ま、まあ話次第では…。何するの?」
(手紙を書き終わり、あとはサーベに頼んで明日向こうに届けてもらうのみとなった。さて、ちょうど今はご飯時なので、2人で料理をしながら会話を楽しんでいるところだ。ハチの手つきは慣れた者のそれだが、隣にいるサーベの方は普段ご飯は外で適当に済ませてしまう生活をしているせいで少々ぎこちなさが目立つ。食材の殆どは今日買い揃えたもので、冷蔵庫は過去に買い溜めしていたエナドリが所狭しと入れられていたことからも、それがよく分かるのだった。そんな中、ハチが働きたいと言い出してサーベに緊張が走る)
ハチ「…警備」
サーベ「…えぇ!?いや、いやいやいやいや、そんなのダメに決まってるじゃない!向こうはハチや私なんかより体格大きい人沢山いるし危ないよ…。第一どうしてそんなお金が欲しいのさ」
(サーベは持っていたピーラーとにんじんを落とし、声を荒らげてハチを咎める。体調がすっかり良くなったとはいえ、さすがに警備をさせるわけにはいかない。そこで咎められることは分かっていたハチは入れ替わった時にいた宿の話、志々雄と行った場所で会った子供の話をする。その間サーベは渋い顔をしながらも、ハチの話を黙って聞いているのだった)
サーベ「…なるほどね…。いや、まあ…。ん~………。ん~~。あ~…。じゃあ…さ、私もついて行かせてよ。それだったらいいよ。」
ハチ「アリガトウ…!ツイデニ組織モ壊滅サセテシマオウ。」
サーベ「…いいよ」
(事情を聞くと苦い顔を幾分か和らげてしばらく唸った末に自分も同行することを条件に了承する。後は野となれ山となれ、ということでサーベは半ばやる気なのだった。いっそ自分が全部やってしまうか。)
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