ビギナーさん 2021-04-29 13:28:02 |
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張(ハチ)「ナントカナッタ…」
(なんとか着ることが出来た。どうやって着替えたかというと、朝食を持ってきてくれた仲居さんに、二日酔いを理由にして着せてもらったのだ。とても心配されたので、やむを得ないとはいえ騙して着せてしまったことにとてつもない罪悪感を覚えたが、あのまま志々雄か私(張)以外の誰かが部屋に来なかったら、畳まれていた服たちを記憶を頼りに着るしかなかったので仕方ない…と今は思うことにしよう。内心では仲居さんに何度も謝りながら。今度なんとか自費を貯めて、志々雄に黙って泊まりに行こう…)
「…」
(だが、まだ難が終わったわけではない。ああ、本当に、せめて、水1杯くらい飲んでいてくれればマシになっただろうに、と内心ぼやきながら朝食を前にして。さすが旅館の食事、色味や香りもさることながら配置も上品で繊細、かつ綺麗で、見ているだけでもおいしい。…これが二日酔いが少しでも弱い状態ならよかったのだが。まあ、食べるしかない。持ってきてくれた仲居さんと、作ってくれた人達のためにも…)
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