ビギナーさん 2021-04-29 13:28:02 |
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ハチ「…………。」
(全く、だから水を飲んでおけと言ったのに…、そう心の中で張にぼやく。恐らく彼はこれを毎度やらかしているのだろう。それはそうと寝ている場合ではないので、まずは起き上がることから始めたのだが、上体を起こそうと身体に力を入れたところで長いものを動かすような感覚とそれでいて硬い動きによろけそうになり、床に手をつく。人間の身体ってこんなに硬いのか。いや、私が軟体生物だから柔軟なだけだ…。最も、それを差し引いたとしても大きな身体は私にとって非常に手に余るもので、動かしづらいのだが。これがいつまで続くか分からないと思うと、途方に暮れて項垂れるしかないのだった。まあ、頑張るしかない。)
「ドウシタモノカ…。ナンダコレハ、コンナニイラナイダロウ…」
(座り体勢のまま軽く身体をほぐしてから上体を起こす。ひとまず着替えをしなくては。どこかにそれらしいものはないかと見渡していると、器に対してこれでもかと詰められた武器達を発見し、そうぼやいて。本当に、これらはいつ使うつもりなのだろう。)
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