るろうに剣心について雑談所！それ以外でも誰でも茶ァシバきにきてや♪

>ハチ
……、

(いつも一人で居る空間に誰かの気配があるのはいい事だと相手のその実感には皆で一瞬目を瞬いて、先程気が緩んだと話していた事を踏まえて出た呟きなのかもしれないと微笑ましげにしているヒメ達に此方も眠そうなハチを見ながら眉を下げて密かに微笑み)


…ハチ？


(隣で静かだなと気付いた頃には既に眠りの意識へと片足が入り掛けたハチの瞼を伏せる横顔が見え。身体が傾き掛けるかもしれないと名前を呼び掛けるものの反応の鈍い様子にはその場の者達もそっとしておくかとの目配せを見て。傾き掛けるハチの肩を隣で自然と支え合う形で座っていながらヒメ達に始終穏やかな形で見守られ。寒さの緩み始めた外気の柔らかい空気が疲れて眠っているハチの頬を優しく撫でていき、外はすっかり日が落ち始めた夕暮れの景色が広がっていて)



― 病院 ―


(イイダ達に礼を言いながら疲れ切って眠っている相手を起こさぬようにそっと抱き上げ、その様子に背後で絹を裂くようなテンションの高い叫び声を抑えるイイダ達の声は此方には聞こえておらず。相手の腰を支えて抱き上げる体勢で眠りを妨げぬよう振動に気遣いながら院内を歩いては担当医の所在を尋ねようと看護師を引き留めて話し掛け。言われた方向を見るといつもの白衣を着た担当医の姿を見付けて、少々驚いている彼にハチを連れてきた理由を話して。ハチの頭が多少此方の首元に収まり)