ビギナーさん 2021-04-29 13:28:02 |
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>志々雄、張
………フン。ドウシテ…
(引き金を引こうとしたその時、銃に上から優しく手を被せられ、下げさせられる。そしてしまいには笑みを向けられて。…それに対して自分はもはや、冷たい瞳と表情から一変して表情を膨れさせて、素直に、いや自然と力を抜かれて銃を下ろすしかなくなる。裏切られたうちの1人が大丈夫と言うのだから、それにハチは応じるしかなくなるのだ。イイダ達も、そしてスクエアの住人の代表をしている訳でもないのもある。ここで我を通すのは、筋違いというものになるから。タルタルに対するせめてもの抵抗なのか、『フン』とだけ呟きそっと離れ、そっぽ向いてしまう。なんというか…やっぱりずるいと思う。もう少し何か制裁をしたっていいのではないかと思ってしまうのがハチの本音だった。)
志々雄ハ…本当ニソレデイインダナ?
(多分今拗ねていると思う。ふくれっ面で視線を合わせないまま、呟くような小さな声で、志々雄に"本当に何もしなくていいのか"と、悪あがきのような問いかけをして。実際、今志々雄が"やっぱりダメだ"と言うのなら、ハチはもう一度躊躇いなく引き金を引くことが出来る。相手は世界を滅ぼしかねない存在なのだ。止めるなら…自分に矛盾を孕ませてでも、彼らを守るためにタルタルを手に掛けることを躊躇ってはいけないと思うから。)
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