ビギナーさん 2021-04-29 13:28:02 |
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>ハチ
出てきたのか?寒いぞ。
(ある程度粗熱を取る煙管をしまった所で背後から物音を聞き、体を少し向けて振り返ると少しサイズが大きめなのか黒いスウェットにやや埋もれ気味な小柄のハチと温かそうな足元には夜はまだ冷えるからかベランダの柵を持ちつつ相手へと寒いぞと話し掛け。横からそっと白いカップを差し出されるとカフェオレ自体が明治初期に普及していなかったからか少し首を捻り、ハチがマグカップの持ち手を持つ体勢で此方は底を持つよう受け取り。見ると豆茶(珈琲)のような芳醇な香りが緩和されたような匂いがしたからか方治が好んで飲んでいる物に近いなと感じて)
色々あったな?…代わりに飯食ってくれたり、賭けに勝ったのにファミレスだし…、
(どう感じているか尋ねるような相手へと態となのかそれに付随するハチとの思い出ばかりを挙げてきて、可笑しげに揶揄うよう肩を揺らしていたが本当はその思い出のどれを取っても胸の内が温かくなる事ばかりで。淹れてくれたカップの温かさがそれを助長するように。ふと、あ。と思い出したかのようにマグを持ったままベランダの柵へ肘を乗せた体勢で隣の相手を見るなり「ハチの浴衣、あれ凄ェ可愛かった。…また着て欲しい。」等と不意にこの紅梅の髪色と硝子玉のような瞳に白い浴衣がとても映えてどの者よりも可愛かったと今でも夏の思い出なのか、また着て欲しい等と何気に先の話をして)
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