ビギナーさん 2021-04-29 13:28:02 |
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>志々雄、張
…ソウダッタノカ…。…分カッタ。ハハ…、ナンダカ、早トチリヲシテシマッタミタイデ恥ズカシイナ…。デモ、アリガトウ。ヤハリ志々雄ハ…、イツモ頼リニナルナ。アア、…ソノ一手ハ志々雄ガ決メテクレ。頼ンダ。
(あの男(左之助)が恩義を感じそうな者には見えないということに呆れながら、実は返済自体はどうでもいいということには少々ぽかんとして。止めると言われ意気消沈しかける。なんだか自分が早とちりしてしまった格好になった気がして、恥ずかしいのか一瞬志々雄から顔を逸らすが、自分の提案を活かす手立てを速攻で提案してくれたことに頼りがいを感じながら、視線をすぐに戻し強ばった時とは打って変わって自信満々な笑みを向ける。その事と、自分との時間を思ってくれることに対して感謝を述べ、そして『頼ンダ』と託す。王手はついに打たれるらしい。これで彼らとの因縁も有耶無耶だ。きっとそれは、綺麗な引き分けに終わる。自分がその火蓋を切って落とすかのように、差し伸べられた左手を、こちらも左手を出して握り返し。)
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