梨花 2021-04-19 19:17:41 |
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辰巳君の妹とかめっちゃいいなぁって思った…魔獣と仲良くしているカガネを見て少し過保護気味になっちゃうけど、カガネの周りに寄ってくる魔獣達は人懐っこく人に対して攻撃しない性格で次第に辰巳君も魔獣に対して抵抗感が無くなって打ち解けていくんすよ。
けど、辰巳君以外の家族は笑顔で魔獣と接するカガネに対して恐怖心を抱いてるんすよ。
そしてある日、カガネは特に仲のいいヒューマノイドの魔獣にいつもの森で綺麗な花畑を見つけたからみんなで遊ぼうと誘われ、辰巳君も誘われるけど仕事が入ったせいで家を暫く空けなくてはいけなくなってしまい、あの森に居る人間はカガネ以外に見た事ないし魔獣の中には幻獣種や亜種も居るから大丈夫だろうと考え、魔獣達にカガネを託し仕事に行くんですね。
そして仕事を終えて家に帰ってくると、いつも出迎えてくれるカガネの姿が見当たらず、部屋に行ってもカガネが居ないんですよ。時間を見ると21時になっていて、1人で遊びに行く時は日が落ちる前に帰ってくるという言いつけをずっと守ってきたカガネが日が落ちてるのに帰ってきてないことに不信感を抱くんですね。
家族に聞いても知らないの一点張りでまるで赤の他人の子供だったかのように振る舞うのを見て違和感を感じ、森に行ってカガネの言っていた花畑を一心不乱に探し回るんですね。
暫くして花畑は見つかるんですけど、そこにはカガネの姿はなく、カガネが言っていたような綺麗な花畑もなかったんですね。
辰巳君の眼前に広がっていたものは、生きていた頃の面影すらもなくした無惨な魔獣達の死骸と、元々華やかだったはずの花畑はまるで魔獣達の生き血を吸ったように血で黒く染まり、黒くなった花々は辰巳君からすると全て黒い彼岸花に思え、花畑に広がる惨状が全ての悲劇を物語っていた。
現実を受け入れたくないのか足元がおぼつかずふらふらと花畑を進んでいくと、その中心に仲の良かったヒューマノイドが血を流して倒れているのに気づき、その魔獣の手元をよく見ると黒く染まりかけた二つの花冠が握りしめられていた。
そこで、カガネが本当に攫われたという事実を否が応でも脳が受け入れてしまい、花畑の中心で花冠を抱きしめながら泣き叫ぶ。
みたいな感じがいいなぁって思いましたねはい((
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