主 2021-04-12 15:46:20 |
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>桜葉(兄)
よく言われる。お腹…まあまあだし、くれるならもらうよ。随分気に入ってるんだね、妹がいるって楽しい?
( 前世でも今世でも自分に近寄ろうとするものは多く、そういった類のことは慣れてしまっているが、彼の言った特等席は意味が違うだろう。そちらの方が好ましいので特に言及することもなく、投げかけられた質問を考え込んでは胃の辺りをさすり。昔の癖が染み付いている精神としては特に気にならないが、まごうことなき人間である体は空腹を訴えており、こくりと頷いて肯定を。妹と口にした瞬間強い反応を示した様子を見て感心したように呟くと、少し興味を持った様子で尋ね )
>桜葉(妹)
ねえ、もう暗くなるけど。
( 放課後、なけなしの自制心とばあさまの言いつけで実家に帰るのは週に三回と決めているものの、行けない日ははっきり言ってやることがない。そのため、今日も時間をつぶすため屋上の死角になる場所で読書していて。本を照らす光の色相が橙から薄紫が混じってきたことに気付いては栞を挟んで鞄に入れ、立ち上がれば一人の女生徒が視界に映り。気にせず放っておいてさっさと寮に帰ろうかとも思ったが、敷地内といえど夜道を歩くのは危険には違いない。せめて声くらいはかけておこう、と呼びかけて )
>白上
三年間同じ学年なんだから嫌でも覚える。キミ、目立ってるし。
( 特徴的な黒いローブは学内でも自然と目につくもの。加えて性格も大人しいとは言えない部類、流石に頭の隅にあるくらいは印象付いていたようで。ブレザーをたたんで枕にしつつ、起き上がったついでの気まぐれに弁当箱の中を覗き込み。自己紹介と共に確認するようなやけに強調された言葉を聞き流しては「そーだったね、帰宅部。それで何?」ぽすんとブレザーの上に再び頭を乗せ、視線を彼に向けて理由を問い )
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