祟り神 2021-03-16 19:24:03 |
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案内させよう。
(かつて彼女のように己と親交を深めようとする人間は居ただろうか。与えた細やかな答えを受けその幼くあどけない容貌に屈託のない眩しい笑顔を浮かべる少女の姿に感慨深いものを胸に抱いて双眸を細めた矢先、この耳に飛び込んできた問い掛けに思考を切り替えふむと短く息を吐き出せば一言そう告げるなり長く大きな尻尾を一度大きく波打たせ、ばさりと緩慢な動作で床を打ち付ける。すると、尾の先からぽうっと人間の拳ほどもあろうかという大きさの小さな黄金色の光の塊が一つ浮かび上がり、ふよふよと浮遊しては無垢なる少女の元に向かって踊るように移動し、彼女の周りをどこか楽しげにぴょんぴょんと飛び跳ねて。その様子を静かに眺めつつ、狐はやはり穏和な調子で)
それについて行くが良い。口は利けぬが話は通じる故、用向きがあれば声を掛けるが良かろう。
(/早速精霊を登場させてみました!精霊についてですが、雛子ちゃんが抵抗なければ逆に雛子ちゃんの身の周りの世話も焼こうとします。これは陽の命令に従っているものと思ってください。基本的に逆らうことはしないので、精霊は便利に使って頂いて大丈夫です。大層なことは出来ませんが、日常生活における大抵のことはこなせますので!)
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