祟り神 2021-03-16 19:24:03 |
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(生贄として村の人々からとある無垢な人間の少女が捧げられてから早幾日。少女との生活にはまだまだ驚かされることばかりで、彼女としても未だ己のような巨躯の妖と共に過ごすことには慣れていないことだろう。自身の大きな身体を納めるに相応しい神殿の内部は同じく巨大であり、朱色を基調とした美しくも荘厳な建造物は狭い洞窟の中にあるとは到底思えないほど。それもその筈、神殿は妖の世界と通じているため、庭は人間界の旱魃など嘘であるかのように小さな池を中心として瑞々しい草花が咲き乱れており、見る者の心をたちまち魅了し癒すことだろう。そして、そのような中庭の伺える大広間に巨躯を納めた妖は向かい合う少女を黄金色の瞳で見詰める。彼女は何か言いたげに口を開閉させており、その様子を認めてふむ、と一つ息を吐き出せば穏やかな口調で問い掛けて)
──どうしたのだ、娘よ。我に何か用向きか?
(/それでは、出会いから数日後という設定で早速初回ロルを回させて頂きました!一番最初なので長くなってしまい、また、状況の説明をするために若干小説ロルっぽくなっておりますが普段はもう少し短めで、尚且つ普通の進行形ロルを回す傾向にありますので何か描写面で気になることがありましたら遠慮なく仰ってください。その他、世界観や場面、神殿についてなどご質問ございましたらいつでもどうぞ!)
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