スレ主 2021-03-02 11:50:28 ID:9c1004cee |
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【第二階層/B-3/果樹園(地上→上空)/巴マミ(黄色の魔法少女)】
>Michael&Elizabeth、B-3果樹園ALL
マミ「“魔法少女”は人としての在り方が普通の人と違うだけで本質的には人間よ。…私はそうで在りたいと思っているのだけれど。」
(黄色の魔法少女)はそう答えながらどこか遠くを見る様な視線を何処かに向けながら自分達がどういう存在であるのかの定義そのものが未だ定まっていない事に――“契約”を契った時点でその魂の所在は別の場に在るというある種不気味なその存在としての形に―先ほどその正体を見せた彼(Michael)
と自分はどれほど違うと言えるのだろうかと自問自答する。
だが、今はそんな事を考えている場合でも無く――落ち着けと二人に言った自分がこんなコトでは仕方がないと考え直し、尚且つやや機嫌が悪かった様子のElizabethが多少は紅茶で気が紛れた事に良かったと言いたげに優しく微笑みながら…
マミ「ふふふっ…あとごめんなさいね、空“から”眺めるって言ったけれど――」
それは文字通りの意味でと付け加えて――自分の手元のティーカップをまた手品の様に一瞬の挙動で消すと――
しゅるりと三人の足元で黄色のリボンが独りでに複雑な(魔法陣)を描いたかと思えば其れが光り輝いてそのまま(魔法陣)が足場となり。
浮遊感と共に、(黄色の魔法少女)はそっと二人の手を取りながら
マミ「高い処が苦手かどうか先に訊いて置くべきだったかしら…」
その言葉と同時に、黄色く輝く(魔法陣)を象った足場は三人を乗せたまま一気に地上から今までいた
果樹園とその周囲を見回せる高度――つまり果樹園の上空に至る。偽りの空とは言え、高い事に変わりは無く…
マミ「――やっぱり思ってたより広いわね此処。でもこのあべこべな感じ、まるで魔女の結界みたい。」
と(黄色の魔法少女)はごちている。
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