スレ主 2021-03-02 11:50:28 ID:9c1004cee |
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【御参加ありがとうございます。殺し合いに積極的な強力or凶悪なマーダー枠は現状、アーカードの旦那ぐらいなので寧ろ大歓迎です故、(主催者が■■■■■■■■なだけに他にも余計な輩が追加される予定だったりorz)、適切に制限も成されているので特に問題はありません、本編へどうぞ。】
>ルルイー本体様
【第二階層/B-3/果樹園/巴マミ】
>Michael&Elizabeth、B-3果樹園ALL
突き付けられるナイフ、その一メートルと離れていない距離で、彼女は理解していた。
目の前の二人は純然たる意味では(真っ当な人)とは言えない事も、それでいて―この理不尽な遊戯に組み込まれた必要なき争いを望まない比較的普通の感性の持ち主であろう事も…
その為か冷淡な声で誰何された際も、学生服の少女はその人の良さそうな柔和な微笑みを崩す事無く真っ直ぐMichaelの目を見据えて堂々と名を名乗る。
マミ「私は巴マミ」
自己紹介がてら――黄色く輝くまばゆい魔力の粒子が少女を包み込んで
作り物の舞台の陽の光の下。
一瞬で(変身)した少女
白の洒落た羽根飾りのついたベレー帽、花を模した不可思議なジェムの髪飾り、古風なコルセットにスカート、そして目を引く胸元の黄色いリボン。淡い輝きを放つ、様式美溢れるクラシカルで華やかな立ち姿はまるで、昔見たテレビの中の―――
マミ「魔法少女をしているわ。」
いつか幾人もの少女が胸に抱いた、憧れの名を。
―――
―
今も憧れを抱いている。
だからこの場所で、私のすることは決まっていた。初めから選択する余地は、たぶん無かったんだと思う。最初の願いを決めた時とあるいは同じくらいに。
この瞬間、出会った誰かに、私は手を差し伸べたい。
素性も、年も、名前すら知らない赤の他人。
だけど私は、この人たちを助けたかった、護ってあげたかった。
―
既に廻り始めた贄の儀、あるいはペトリ皿上の喰らい合い。―非常識で理不尽な遊戯に対して(黄色の魔法少女)は自分自身が掲げているぶれる事無き正義の為に叛逆の銃を取る。
しかし彼女は知らない、此処が魔法少女が命の火花を散らす普段のソレとも比較にならないほどの地獄であるという事を。
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