スレ主 2021-03-02 11:50:28 ID:9c1004cee |
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【第二階層/B-3/果樹園/巴マミ】
>Michael&Elizabeth、B-3果樹園ALL
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―
今も憧れを抱いている。
最初の願いを思い出す。死にたくない、生きたい、そういう単純なものだったように思う。
助けて。と
そう私はあの日、願ったのだ。
―
金髪の巻き髪の、何処かの学生の格好をした少女は…彼女の住んでいる街では滅多に見ない風景に少し胸を詰まらせていた。自分が置かれている事態はそれどころではない事なのは理解している筈なのに…心の何処かでは未だ現実逃避をしたがっている自分がいるのかも知れない。
――不意に鼻を突く微かな腐臭、そして誰かの気配。
“器”たる魔法少女の気配に対する察知能力は過敏だ、取り分け彼女の様な歴戦のベテランならば尚更に――
少女、巴マミは真っ直ぐ、なんら躊躇する事も無く、それほど距離の離れていない“二人”の方へと歩みより始める。
巴マミ「……………………」
―恐らくその“二人”からも彼女の姿は直ぐに見つける事が出来るだろう、何せ隠れもしていないのだから。
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