》こはる 『赤い布だァ……?』 (そう声をあげると少し思考を巡らす、この森の探索中にそんな布は見てもいない。知らねえ、と邪険に扱おうと考えるも彼女の困った表情を見て少しだけ気の毒と思う。心の中で【あいつ】の甘さが移っちまったみてえだな…と小さく舌打ちすると『そんなモノは見かけはしなかったな』と少しやんわりと《知らねえ》と述べ)