こはる@輝咲 2021-02-15 01:12:03 |
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>ハチ
な、舌火傷してんじゃねぇか…。
(舌がヒリ付く程に火傷しているらしいのか、漸く喋れるようになった相手の目に涙が滲んでいて。"志々雄も気を付けてくれ。"と話すハチの苦しげな笑みを見ながら、相手の方が大変だったにも関わらず此方の事までに気を回す様子へと相変わらずだなと眉を弱らせて笑み『気を付ける、し…ごめんな?』と、此方も事の顛末を謝りながら手袋に包まれる指の関節で相手の目尻を優しく拭ってやり)
ン。ハチ、行くぞ。
(張と容器は片付け終わったのか緩く立ち上がってから立てていた刀の鞘を角帯に帯刀し直すと、露店に少し声を掛けて何かを買うなりほらよ、と立ち上がる相手の目の前へと何かを渡そうとして。それが棒つきの薄水色のアイスであり。舌を火傷させてしまったお詫びなのか、ラムネ味らしい色合いと少し淡い色のカラフルなラムネの粒等が小さく中の氷菓に閉じ込められた天の河のようで。棒を持ち易いようにと己は少し上の方を指で摘まむよう持ってその冷えた冷気の漂うアイスを小さな背の相手が持つのを待ち、また一緒に歩きだそうと)
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