胡蝶の夢 【中華＆和風ファンタジー/妖怪/仄々、日常/NL】

世界観＆用語


"此処"
トピックの舞台。
現世でも常世でもない名前の無い場所。
古い時代の東アジアの文化が混ざりあったような建物が途切れることなく犇めく。車も通れないような狭い通りに店や屋台が所狭しと並び常に賑やか。
日の昇ることは無い常夜で、常にオレンジや赤、黄色の灯りが消えることの無い場所。
ある程度歩くとループして元の場所に戻る。
主な住人は妖怪、時たま人間が迷い込む。
洋服を着ているものは少ない。


妖怪
此処の住人達。人型もいれば違うもの、その中間もいる。
寿命はなく、魔法のような人智を超えた力を持っているが、名前を持たないため此処から出ることができない。しかし、外から来た者たちの名を奪うことで出ていくことが出来る。
競争心が薄い者が多く、基本的にマイペース且つ無害。暇を持て余しており新しく来た人間などには特に興味を示し、居場所に困っていると助けてくれることも多い。
妖怪と人間のハーフもまた妖怪。

人間
ある日急に此処に迷いこんでしまった人間。
大抵は気の良い妖怪に助けられ職を得て暮らしている。
多数派ではないがそこまで珍しくもない。此処の人口の1/10程度。


此処から帰るためのルール
自分の名前を覚えており、望み続けていればいつか帰れる。
早ければ数分、運が悪ければ数十年。

名を奪う
妖怪に名前を知られるとその名を奪われてしまい二度と現世に帰ることは叶わない。
穏やかで親切に見える妖怪達だが本能的に名を求めており、どんなに心を許しても名だけは決して教えてはいけない。

此処に迷い込む時に通る部屋の壁に、トピック本文が記されている。