去りし日の箱庭

去りし日の箱庭

語り部  2021-02-01 00:27:15 
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「逃げて!」
大きな声で叫んでも届かない、続々と屋敷にやって来る迷い子達は誰も彼も此処が楽園だと信じて疑わない。
紅い月、血の匂い、地下室から聞こえる嬌声、キョウダイ達の部屋から香る噎せ返るような血の匂い____
これは、とある山奥のお城で今も起きているという
吸血鬼達と迷い込んだ羊達の物語

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  • No.139 by イドラ  2022-11-14 15:10:21 

>ソフィア
──ボクらはトモダチ。キョウダイはそんなにいいモノじゃないから、トモダチの方がずっと素敵だよ
(無邪気で緩く己の心を抉る言葉に困ったような笑みのまま、ただ小さなトモダチがこの屋敷で狩られないようにと思うだけ。仮に人間の世界に戻って大きくなったとしてもここに戻ってこなくていいように。握られた手でこの小さな存在を冷やさなければいい…どんなに願っても叶わないことはあるが。空いた手で緩く小さな頭を撫でるように手を伸ばしてから、そういえば湯浴みは難しいとして寝巻きくらいは用意した方がいいのかと思い至り)

>レヴィ
(褒めるように細い指が顎を掬って赤い瞳をどろどろとした黒い瞳で見つめて、ボクの頭の中はぼんやりと…血の味を反芻する愚かな本能と今直ぐにでも目の前のキョウダイを消してしまって人間を守りに行きたい理性が鬩ぎ合う。残り物でも良いから血が欲しいなんて思う日が来ると想像もしたくなかった。血は要らないと断言出来るものだと思って、信じて…人間みたいに縋っていただけなのに。
血の味を知って、狩猟本能ばかりが先に出る。そもそもボクは…ボクは人間を吸血鬼から守りたかったのか、それとも連れ戻しにくる人間から盗られないようにしていたのか…ボクは何度、人間を逃がして、行き場のない彼らを何度招き入れたのだろう。どちらの牧羊犬なのだろう。
促されるままに立ち上がり混濁した思考のまま裸足の足先に力を込めれば…物音なく風を切るように走る。止まらないといけないと分かっていて、軽い跳躍をしたあと振りかぶった脚は逃げ遅れた人間の頭部を捉えて──屋敷の壁に衝撃音と共に打ち付けた人間は、簡単に動かなくなって──ふわりと着地したところではっとした。ボクは何をしたんだ、)
──あ、ごめ、ん、ごめん、大丈夫?キミ、手当しないと、血が、ごめん痛いよね、ごめん、

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