台本人間 2021-01-26 00:54:39 |
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……?……!わぁあ、はじメまして、ハジめましテだァぁあ!!嬉シぃな、ゥれしいなあアぁ!
(ある場所の地下に、男が一人降りてくる。そこにある座敷牢の中には手足を枷で繋がれ、座り込んでいる少女が一人。男の方へと目を向けると目を輝かせ、狂気すら覚えるほど無邪気な笑顔を向けて)
人が来ルのね、久しぶり、ヒサシぶりなの!ね、ねぇエ、あソぼ?遊ぼォね、ネ?ルナ、ルナね、かくレんボがしたィの!おにィさン、遊ボ…帰ル?かぇる、ノ?…そ、か。ソッかぁ。さみシぃイけど、しょぉおオがないねェ……バイばァい。
(久方ぶりの来客にとても喜んでいるらしく、がしゃがしゃと手枷を揺らしながらはしゃぐ少女。手足は不自然な程に黒く、手先はまるでスライムのようにぐにゃりぐにゃりと変形し続けている。遊ぼう、遊ぼうと何度も誘うも、男は少女をしばらく見ると踵を返し、また階段の方へと歩いていく。寂しそうにしながらもぐちゃぐちゃの手を振り、別れを告げて)
「アレはどうだった?」
『なんというか…酷いですね。アレ、どう使うんです?』
「色々と使えはするんだが…今は魔力電池だよ。強大な魔術がここでぽんぽん使える理由はそれさ」
『なるほど…非人道的ですね』
「今更だよ、そんなこと。文句は300年前の創立者に言ってくれ」
(ある魔術協会ー先ほどの地下の上では、男が彼の上官らしき人物と話している。どうやら少女は魔力供給機として使われているらしく、これからも地下で囚われ続けるのだろう。ー唯一の救いは、彼女が外の世界を知らないことだろうか。)
魔力製造機の女の子のお話でした。ロルが…上手くならない…!
すぺかんです!
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