車掌 2021-01-20 15:39:52 |
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世界観
貴方は気付いたら汽車の中にいた。何処にでも行ける切符を持って。周りにも何人か乗客がいるらしい。皆それぞれ欠けたものを抱えていて、現実から逃げてきたようだった。自分に欠けているものを探しながら、埋め合いながら、ほんとうの幸を見付ける夜空の旅。
途中の駅で降りることも可能。幾ら花が咲いていても、美味しそうなものがあっても、勝手に取ってはいけない。きちんと硬貨を使うこと。何処へでも行ける切符や金貨や銀貨の入った財布は乗車した際に気付いたら手にしていた、という状態。
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乗客は皆何か足りないところがあります。満ち足りない、欠けのある人たちだけが汽車に乗ることができるのです。穴を補い、お互いに支え合って進んでゆくような、非日常だけれど温かい物語を紡いでいけたらと思っております。
※某作家様の作品をモチーフとしておりますので、完全オリジナルでないことを気にする方は参加をお控えください。
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