廿樂 2021-01-12 03:18:18 |
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( 嗚呼、とうとう今日が来てしまった。何度時間を巻き戻したいと思っただろう、真っ白なドレスに身を包み、我が家紋を印した馬車に乗り込んで、向かうはルブリスの暴君の元。嫁ぎ先の公爵家から迎えなんて来る訳も無い、見送りは親しい使用人が二人。嗚呼、なんて寂しい門出だろうか。ガタガタと立て付けの悪い馬車に揺られ、一人箱の中で溜息を零す。そもそも私は父親が酔った勢いで手を出したメイドの子、結婚相手を見付けてもらうだけで有難いのだから文句は言うまい。例え旦那となる相手と顔を合わせた瞬間、死んでしまうとしても───。 )
描写…とは違う気もするけど、お相手さんとこんな感じの話を紡ぐから練習。ってかまとめ、?
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