>桔梗 どうしようもない事を考えて悲しくなるより良いと思っただけ。俺だって別に忘れたくないわけじゃない、…桔梗が、ずっとこの夢から醒めなければいいのにと思うくらいには。( 棘のある言葉を向けられても、口調は依然穏やかなままで。言い訳するでも、弁解するでもなく、やや視線を落として最後に滲ませた本音は独り言のように )