…暑いし、暇やな。誰も来ォへんのも、微妙に寂しいわ。 ( あまり馴染みのない体育館のふちへと腰掛け、退屈なのか瞳を細める。1人練習もできないことはないが、淡々とやっているのがマンネリ化してしまったのだ。使い慣れない携帯を不器用ながら使い、排球部の部員たちとのメッセージのやり取りを見て溜息交じりに言葉を落として ) あーもー、誰か来ォへんのかい! 練習したくても、1人やったら壁うちしかできひんわ!