加賀 2020-12-13 03:01:30 |
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ぐう、……一旦本社に持ち帰らせて頂いて返事させて貰いますわ。(戯れのようなやり取りに茶化しながらも幸せを抱き、ベッドから降りる貴方に手助けをしたい手が空を切るものの男同士だからこそそのお節介が余計なお世話だと言うことも薄らと気付いてしまってはそれも出来ずに指は丸められて。代わりに水を持ち貴方の隣を歩くと)んふふ。せぇしろ君はわんぱくやなあ、四つも食うてくれるん?オカン嬉しいわ。ほんなら腕によりを掛けて用意しましょね、ソファ座って待っとき(キッチンへ向かう間際におふざけを置き、慈しむように鼻先へ口付けて。本音を言うなら材料さえ有れば貴方が作ってくれると踏んでいたお雑煮用の食材に自ら触れる事になるなんてと驚きがあり。大根と人参を一本ずつまな板に置き、里芋は湯掻くだけのそれをパウチから取り出して。)ちょいと甘めなんが加賀家やねんけどそれで味付けてもええ?(使用頻度の低い台所はここ数日が青天の霹靂だろうなとつい笑ってしまいながら貴方へ確認の意を込め問い掛けて。とは言ってもそんな手のこった作り方ができる訳でもなくて、顆粒の出汁を溶いたお湯で先日用意したクッキー型抜きを再利用し大根と人参をくり抜く。里芋とそれを似てる間にお餅の準備をすれば後は煮終わるのを待つだけで、手持ち無沙汰となり。)誠士郎、寒ない?…服窮屈やろ、もうちょっと待っててな。乾燥終わったら元のやつ着れで(本来なら胸ときめく彼シャツなのかもしれないが、ピッタリとした様子を見れば息苦しそうで心配の方が勝ってしまう。時計をちらりと覗いてから声を掛け)
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