加賀 2020-12-13 03:01:30 |
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うん、ええよ。大丈夫、大丈夫。何とも無いで。大丈夫、大丈夫やから。(目を開いた貴方が戸惑いを表に出す姿に何かを考えるより先に手が伸びる。自分の薄っぺらい胸元に貴方の顔を抱き寄せて、可哀想なまでに震える背を優しく擦る。柔らかい髪に頬を寄せ大丈夫の言葉を只管に繰り返す中でも、心配と同じくらい久しぶりに触れる貴方を嬉しいと感じてしまう。どうしたって自分という人間は情に薄い身勝手なのだろうかと嫌悪が過り、掻き消すためにもスリと寄せた頬をよりくっつけて。)ええ子やから、ゆっくり息して。誠士郎なら出来る、大丈夫。ゆっくりでええねん、吸うて──吐いて。一人ちゃうから何も心配要らへんよ、……頑張ったなぁ。誠士郎はもう十分頑張ってるからちゃんとせんでも大丈夫やで(調子の温かい優しい声で、貴方の声を一つとして聞き逃さないようにそっと耳を寄せ)
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