天からの瞳 2020-12-02 21:07:16 ID:50710ba8b |
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(/了解しました。一応居住区手前まで移動してみました。
エメリィさんとお話中ですが絡んでいただいても問題ありませんし、場所を居住区にしてALL文を出していただいても私は大丈夫です!
やりやすいようにしていただければと…!)
>25エメリィ
エメリィがしゅんとしたのが分かってエイダは口を開いた。「いえ、あなたにはあなたの出来ることを、私には私の出来ることをすれば良いのです。助け合い、というところでしょうか」と変わらず動かない表情のまま静かに言った。内心では励ましているつもりだが、顔の筋肉が動かないため伝わりにくいのが彼女の欠点である。
「ではエメリィ、私もエイダで構いません。――!! つまりあなたは人ではないと……? 私のいた世界では錬金術なるものは存在しませんでしたが……、きっとあなたをお造りになった技師は素晴らしい術師なのですね」
目の前にいるエメリィが造られたものであると知ってさすがのエイダも目を丸くした。表情筋の固い自分よりもよほど喜怒哀楽があって、人に頼まれることが好きな彼女は可愛らしいと思うのだ。
「そうは言っても私よりはご存知のはず。私は第一層から上にあがったことがありません。頼もしいです。――と、そうこうしている間に居住区が見えてきましたね。この角を左に曲がればよろしいですか?」
老婆と手を繋ぐエメリィを微笑ましく思っていると左手に居住区が見えてくる。よいしょと鞄を背負い直して老婆の家がこの居住区であるのか確認して。
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