ユノアの塔（ダンジョン探索/戦闘/日常/3L可）

《ユノア》
不可視の「壁」と「天井」に覆われた謎の世界。
中心には塔が聳え立ち、その周囲には旅人達が生活する街が広がっている。
特定の世界からやって来た旅人達にとってはやや古めかしく見える「ちゅうせいよーろっぱ」風の街並みには暮らすに不便しない程度に様々な設備が整う。
外周部と空を透明な「壁と天井」で覆われており、世界からの脱出は不可能、ただし不思議なことに塔の踏破が進むたびに空間が広がることが確認されている。
何らかの異質な魔法等が関わっていると見られてはいるものの、現状どの様な世界から訪れた旅人であってもこの壁の秘密を解明出来ずにいる。

《塔》
白亜の壁には窓一つ無く、ただ転々と扉が存在するのみ、頂が見えない程空高くまで伸びている。
如何なる世界の如何なる技術であっても壁を壊すことは出来ず、内部の状況を探る術は、外壁に存在する扉を潜りそれぞれから通じている内側を直接探索する他にない。
塔の内部は外部からは想像も出来ない程に広く、また一層一層が樹海であったり沼地であったり異界の街並みの様であったりと様々な姿を見せる。
塔を踏破した先に元の世界へ戻るなんらかの手段があるかもしれないという説もあり、探索可能な階層は徐々に広がっている。

《旅人》
この世界の住民は、その殆どが「ユノアとは別の世界から何らかの要因でユノアに流れ着いた異世界人」である。
その経緯から大方の場合「旅人」と呼称され、ユノアの街で過ごす権利と塔を探索する権利が与えられる。
剣と魔法の世界、異能力が存在する世界、機械技術が発展した世界……。
死の淵から目覚めたら既に、街を歩いていたら突然、崖から転落したと思ったら……。
どの様な世界から来たのかもどの様な経緯でユノアに現れたのかも、人によって様々。
元の世界への帰還を望み塔を進んでいくことも、旅人達の手で整備されたそれなりに住み易いユノアの地で暮らすことも、自由である。