螢 2020-11-29 11:03:51 |
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( 初回ロル練習 / 放課後、部活に向かう人や早々と帰宅する人を横目に携帯で文字を打つ手を進める。先日、廊下にて歩きスマホをしていると先生から注意を喰らった。歩きながら携帯に触れることが駄目なら、教室で座って携帯に触れよう。そんな屁理屈的な思考から、この状況は生まれたのである。先生が見回りの為教室を覗くたび、溜息混じりに言葉を落とす。その殆どが、『 携帯は持ってきちゃいけないよ 』だ。適当に相づちをうち、聞き流すと同時に携帯を触れる手を進める。最初から聞く気はないし、はい分かりましたと言うほど優等生ではない。先生からの印象は最悪だろう、頭の中では分かっているつもりでも携帯を触れるのは止められない。ゲームクリアの音が教室に響くと同時に、側に置いてあった軽すぎる鞄を手にとって / 多分初期段階のロル練習 ) …かえろ。
( 継ぎロル練習 / 帰宅の鐘が鳴ってしまい、楽しかった友人との会話の時間は終わり。明日には会えるのだが、何だか寂しくなってしまい渋々お別れ。友人を門まで見送れば、帰宅の準備をしようと教室へと足を向ける。教室に着くと、誰も居ない筈なのに足音が聞こえてしまう。思わず足がすくむも、このままじゃ永遠と帰れないと勇気を振り絞って扉を開けてみる。教室を舐めるように見渡していれば、不意に見つけてしまった人影。だらしない悲鳴を発しつつ、その姿をまじまじと見つめて / 多分初期のロル練習 ) うひゃあっ?!誰ですかッ?!
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