アルル/オリジナルエックス/フレン・シーフォ 2020-11-27 16:55:47 |
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(/ありがとうございます、では絡み文投下しておきますね)
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バイル「流石だなァ…!英雄…!」
ゼロ「…くっ…!落下が止まらない…!?」
シエル『…ゼロ!もう限界高度だわ…!これ以上落下スピードが上がったら、ゼロを地上に転送できなくなってしまう…!おねがい!戻ってきて!』
バイル「まだだ…まだ終わらんよ…!」
ゼロ「…バイル…!」
バイル「クーックックックックッ…クヒャーッハッハッハッハッ!言っただろう!ワシはこの程度では**んのだよ!もはや、ラグナロクの墜落は誰にも止められん!」
シエル『ゼ、ゼロ…!もうダメ…!戻ってきて!早く!』
ゼロ「…いや、まだ手はある…バイルごとコアを破壊さえすれば、ラグナロクは崩壊する…バラバラになれば…大気圏との摩擦で全て燃え尽きるはずだ…!」
シエル『そんな…ゼロ!そんな事をしたら…あなたは…!』
バイル→バイル第二形態「クヒャーッハッハッハッ!出来るかね!?貴様にそんな真似が!レプリロイドたちの英雄である貴様が!人間を守る正義の味方が!地上の人間を守るためにこのワシを…守るべき人間であるこのワシを倒そうというのか!!──グオッ…!どうだ、この痛みは!貴様に分かるかぁ……!」
ゼロ「──俺は正義の味方でもなければ…自分を英雄と名乗った覚えもない…俺はただ、自分が信じる者のために戦ってきた──…俺は、悩まない。目の前に敵が現れたなら…叩き斬る…までだ!」
シエル『ゼロ…!ゼロ…!』
ゼロ「…シエル──…俺を、信じろ!」
シエル『ゼロ――――――!!』
バイル第二形態「終わらぬ悪夢だ…!」
-----宇宙要塞ラグナロク、とある科学技術が非常に発達した世界、今より百年も前に凄惨な終末戦争を結果的に引き起こしたことで人類の六割、レプリロイドの九割という多くの命が犠牲となり、重永久戦犯として不死身の身体にされた後、地球から永久に追放された狂気の科学者によって、復讐のために宇宙に作られた衛星砲台…その要塞が今、地球に落とされようとしていた。大気圏の重力に引かれ、赤く染まりながら地表へと落下していく終焉の名を冠する破滅、そしてそこで世界を救うため、そして嘗ての因縁を絶ち切るために、何度も戦友と共に世界を救ってきた紅き英雄、ゼロはラグナロク・コアと融合し、全てを道連れにしようとする狂気に駆られ、名実共に"本物の異形の化け物"となり果てたドクターバイルと相対、激しい激闘の末、コアもろともバイルを撃破、ゼロの思惑通りコアの崩壊と共にラグナロクは崩壊を始め、大気圏の摩擦熱によって焼き尽くされていく。
バイル「この、ワシが…!?人形如きに…!滅べェ!…滅んでしまえぇぇぇっ…!!」
…しかし、それでもなおバイルはお前だけでも道連れにしてやるとばかりに呪詛を吐きながら未だ消えぬ森羅万象全てに対する憎悪を撒き散らしながら燃え尽きていった…既に離脱は不可能な状況だと察し、ゼロは心の中で自身の帰りを待つ者達に詫びながら、意識を手放した…。
23XX年 宇宙空間→ラクティ街道
しかし…数刻後、意識を取り戻し…本来であれば意識を取り戻すという事自体起きえないような状況だったが、意識が覚醒して起きてみると、全く予想だにしない光景が飛び込んできた。どうやら自分は奇跡的に助かったらしい。頭部のヘッドパーツ(メット)が破損しているようだが、それ以外に損壊は見られず、生きているだけ儲けものだろう…問題はその後だった。
先程まで宇宙空間にいた己が、取り敢えずは地上にいることは掴めたが、全く自分の記憶には存在しなかった場所だったのだ。何やら何の意味や目的があるのかすら分からないような標識らしきものがあちこち乱雑に立てられており、自分の常識の範疇で言えばカオス…その一言に尽きた。それに、ここが己の居た世界とは違うと本能的に感じたのは、何よりも自分の世界ではエリア・ゼロと呼ばれた手つかずの自然が残る大地以外、長きに渡る戦争によって自然環境が破壊され尽くされてほぼ死滅しているにも関わらず、この大地が当たり前のように自然に溢れていたからだ。
ゼロ「──ただ考えていても、現状は好転しないか…しかし、このような経験、どこかで…」
表情は一切変わらないが、何となく、今のような状況を嘗て経験していたような…不思議とそんな感覚に陥りながら、風で飛んできたボロボロの布切れを纏い、少しばかり周りの探索をするために行動を開始する…。
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