名無しさん 2020-11-23 18:51:45 |
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御園「……、何だ……?」
(背後から何か気配を感じ、立ち止まって怪訝そうに振り向くも彼女の存在には気付いていないらしく。数秒後には再び歩き始めて)
御影「………………ばぁっ」
(どうやら気づかれてないようだ、と思った次の瞬間には何を思いついたのか、バレないように前に回り込んではそう言いながら相手の前に出て)
御影「あ……だ、だいじょぶ……?」
(まさかこんなに驚くとは思っていなかったらしく、驚かせておきながら相手の安否を伺い、手を差し伸べて)
御園「貴様……椿の下位吸血鬼……!……いい、自分で立てる」
(目の前に相手に更に驚きつつ、むすっとしながら立ち上がると、ぱんぱんと身体についた埃を払い)
御影「特に、これといった用はないかな……」
(強いて言うならサンタだったから……と、やはりまだ少々気にしているらしくおずおずと話しているうちに)
御園「……サンッ、!……違う、これはリリイに無理矢理着せられて……」
(相手の言葉に、自分が今サンタ姿だということに気付き。コケたことで完全に忘れていたのか、ハッとした表情になりながらそう説明し)
御影「そうなの……?…………似合ってると思うけど…………」
(そう説明する相手に、色欲の真祖はなかなかにオシャレだなと思いつつ首をかしげながらそう言っている)
御園「似合って……」
(まさかの誉め言葉に戸惑いを隠せず、明らかに混乱しているようであったが、「……貴様も似合ってると思うぞ」と返し)
御影「えへへ…………ありがとう……」
(褒められれば素直に嬉しいのか、少し照れたような表情で褒め言葉に対するお礼を述べて)
御影「城田真昼?…………見てない」
(相手の問いに少し考えてからふるふると首を横に振り、「探してるなら一緒に探そうか…?」と言い出して)
御園「……いや、出来れば僕はこの格好では歩きたくなくてな…」
(相手からの提案に申し訳なさそうに断りを入れると「城田の奴、いつの間にかこれを置いていったらしくてな。貴様が届けてくれると助かるんだが」サンタ服のポケットから真昼のであろうリストバンドを取り出して相手の方に向け)
御影「……いいよ、届けてみる……」
(向けられたリストバンドを頷き了承しては受け取り、「じゃあ早速探してくる」と、謎の敬礼をかましては歩いていきキョロキョロとし)
御園「すまん、助かる」
(彼女にそう伝え、その背中を見送って。部屋の中にはやはり沢山の人がいる。主人、真祖、下位吸血鬼から有栖院家の人々、C3……。パッと見真昼の姿は見えない。ここは誰かに尋ねてみるのが吉、だろうか)
御影「んー……………………あ、そうだ」
(人が沢山いる…………と辺りをキョロキョロしながら考え込み、どこにいるか知ってそうな人を探してみるも分からない。そしてふと目に映った桜哉の姿に何か思いついたのか相手の元に駆け寄り、「桜哉ー、城田真昼見なかったー?」と尋ね)
桜哉「真昼?それならさっきまで一緒に居たけど……」
(「用事があるとかでまたどっか行った」
両手に、バイキングにて料理を取る用の真っ白なお皿を持ちながらそう返答し)
桜哉「……なんかあったのか?」
御影「色欲の主人に城田真昼のこれを渡してきてって頼まれた……」
(リストバンドを見せながら、かくかくしかじかと相手に説明し。)
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