俺の彼女が１番かわええんや！（　双子×創作彼女　）

　　　　宮　侑


　おん、ユズくらいならすぐに収まんで。　　（　　照れ顔の彼女がとんでもなく可愛いからか、最早リアクションすら取れずに彼女の顔を見詰める。やけに饒舌な彼女もそれはそれで可愛いが、あまりにぼそぼそと呟くもので此方は耳を寄せ必死に聞きとっていく。彼女の答えは自分の満足のいくもので、ニタニタと口角を上げてはもう一歩彼女の方へ足を寄せて壁に付けていた手は、蛇のように彼女の腰へと回り小さい彼女を自身の懐に収めては満足げで　　）　　このまま持ち帰りたいんはやまやまなんやけど、そんなんしたら怒られそうやからな。　朝はこんくらいにしといたるわ。昼にまた会おうな、大好きやで。




　　　　　朝倉　莉央


　やっぱ、問題大有りや！　　（　　廊下ですれ違う生徒はまるで自分たちのことなど見えてないみたいで。それは、彼の言う生徒公認をよく表している。一度溜息を吐きながらも、耳許で愛を囁かれては、反射的に耳を手で塞ぎ顔を染めながら反論を。が、それも虚しく、彼にあっさり唇を奪われた上に顔を覗き込まれては、至近距離の美形に此方はもう情報量の多さにパニックになりながら。教室に戻る前に彼の腕を緩く掴んでは背伸びをして耳許でそっと仕返しを。してやったりとドヤ顔をしては教室へと駆けていき　　）　　治、昼楽しみにしてんで。だいすき。