迷子の魔人 2020-11-10 17:35:38 |
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じゅう…くじ? はん、…そうか。
(目が覚めたばかりで時間感覚を失っており、反射的に悪い想像をしては、半ば取り乱したような態度を取ってしまったが、相手から現在の時刻を教わると、ゆっくりそれを復唱し、最後は納得したように、一度浮かしかけた腰を再びベッドに落として。それから一旦、ふぅーと長めに息を吐けば、軽く相手に流し目をやり「……じゃあ、まだ時間があるな。期限が明日いっぱいだとしたら、余裕もあるか。良かった」と繋ぎ。続けて、食事の提案を受けると、疲れを残した雰囲気ながら「助かる。本当、腹ペコなんだ」と言って、苦笑いを浮かべ。その直後、壁を一枚隔てた向こう側からノックの音が響いてきて。なんだろう、と思ったのと同じタイミングで聞こえてきたのは、部下の声。出迎えにその場を立った相棒の背中を見送ると、自分もすぐベッドから下りてみて。多少ふらつくが、立ち歩けないほどでは……いや、杖は欲しい。しかし、ベッドに手を添えた状態で周囲を伺っても、杖として使えそうな物はなく。仕方なしに、少々おぼつかない足取りながら、壁伝いに歩いて、自室からリビングを覗いてみると、何やら沢山の荷物が目に入って)
なにそれ。
(/お待たせしてしまい、すみません…※このPLコメントは蹴りご自由にお願いいたします。)
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