迷子の魔人 2020-11-10 17:35:38 |
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さんきゅー…、じゃ、ちょっと休ませてもらうね
(車椅子を押してもらって私室まで辿り着けば、相棒の方を振り向き、少し眠そうな顔立ちで礼を述べ。それから、暗にもう十分だからと退室を促すが如く、軽く手を振って。第二王子の厚意によって自分たち二人に宛がわれた部屋は、流石王城と言ったところで随所に華やかな装飾が施され、如何にも豪華そうな家具が置かれているが、庶民気質の自分には正直、馴染むよりも圧倒されてしまうほど。しかし、今のように休みたい時はとても助かる。疲労感で少しぼーっとしている頭で、無料で宿泊できる高級ホテルみたいだな、なんてことを考えつつ、相棒が退室したら、素直にベッドで横になろうと)
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