迷子の魔人 2020-11-10 17:35:38 |
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おう。まあ別に退屈って訳でもねーけどな。
(相手の返事を聞いて軽く笑みを浮かべれば立ち上がり、車椅子を進行方向へ向かせればグリップを握り車椅子を押して。動くと多少なりとも痛みは当然ながらあるが、自分としては休むつもりは無く。相棒には悪いがこんな機会だし、魔人仲間と少し話をするつもりで。此方を見る魔人二人に、他の人に気付かれぬ様アイコンタクトでさりげなく合図を送り。コクリと頷いたのを確認した後、車椅子を押して会議室を後にすれば自分たちに用意された部屋の前へ移動し、ドアを開けて中へと入り。
──[詳しい間取り]───────────
部屋の入り口は一つだが、中に入れば大きな窓から柔らかい光が差し込む広いリビング。白を基調とした壁に優雅な彫刻が施され、床は大理石。リビングの中央にガラス張りのテーブル、それを囲む様に大きな黒革のソファーが存在感を主張していて。
入り口からリビングを真っ直ぐ進み、右手前が書斎。右手奥が自分に用意された部屋。
入り口から見て左側通路を進むと、左側のドアが浴室兼トイレ。それの向かい側が相棒に用意された部屋。──────────────────────────
久々といえど迷う事なく、真っ直ぐに相棒の部屋前まで移動して)
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