迷子の魔人 2020-11-10 17:35:38 |
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サルマン「お疲れ様でした。そうですね、今の所は。
それとアルムさんに頼まれていたんですが、お二人が利用された宿へ連絡しチェックアウトの手配を済ませました。
(机の上を綺麗に片付け資料を手に取ると立ち上がり上司の元へ。労いの言葉と共に笑みを浮かべ、特にこれと言って手伝って貰う事もなく、もう一人の上司に頼まれていた事を思い出し会議が退屈だったのだろうか。大きな欠伸をしているアルムナークを見て苦笑いを浮かべながら報告して。)」
……カラム、具合悪いんじゃねーか?
(今回の会議で得られる物は殆どなく、終いにはこの国のトップとは思えぬ態度と発言に呆れ果て、国王に対する不信感は否めず。会議を開くことで、身勝手な国王の悪い印象を深めただけではないのか。そんな国王相手によく切り込んだなと口に出さずとも、相棒に対する賞賛を内心で送っていた訳で。あの発言を聞いて王の側近の怒りに満ちた表情を見て相棒は平然を装っていたが、内心では反省でもしているのだろうな等と推測し、その側近が此方を見るのも構わずしてやったりといった様なフッと口元を緩め嘲笑う姿を堂々と見せてやったのだが。
何にせよ、今回の様な会議は今までにあまり無くきっと疲れただろうと労いの言葉を掛けようとしたのだが、相棒の少しとは言えど乱れた呼気と心なしか顔も赤っぽく見え。直様席から立ち上がり、熱を計ろうと相棒の額へと少しばかり冷えた自分の手を伸ばし触れようとして)
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