迷子の魔人 2020-11-10 17:35:38 |
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「「ははぁ、ご高配痛み入ります」」
(名指しで念を押された両兵士長がはっきりした口調で返事をすれば、その後間もなく会議は終了し。最後の敬礼を終えて中将も退室すれば、露骨にならないよう、さりげなく静かに息をつき、胸を撫で下ろして。何はともあれ、会議は終わった、この後のことを考えないとな、等と思いながら、周囲の様子も伺ってみれば、先の兵士長二名は既に退却モードであり。第二王子の臣下の兵士長は、第二王子を気遣い、小声で何か話し掛けながら、無意識の内に目を引かれてしまうような綺麗な所作で机上の片付けをしていて。他方、令嬢臣下の兵士長はいつの間にもう片付けたのか、すっきりした机を前に立ち上がりつつあり。さて、自分たちも一度は病院に帰ろうか、例の若手兵にコートも返さないといけないし、元々泊まっていた宿屋のことも気になると考えると、ハンドリムに手を掛け。ところがその途端、突如重たい疲労感に襲われ。あれ?と心の中のみで呟き。自分で言うのも何だが、すごく疲れた感じで、身体が重く、熱っぽい気もし。かといって、動けないほどではない…と、思う。病み上がりで緊張した所為かな、等と断じると、念の為、近くでやはり帰り支度をしている様子の自身の部下の兵士長に、少し上がっている呼気の中、当人としては自然なつもりで声をかけて)
サルマン兵士長、お疲れ様です。これで今他に、俺にお手伝いできることはないですか?
(/PL視点の話ではありませんが、王様駄目ですね← 次レスにてサルマン兵士長を動かすかどうかはお任せします笑 このコメントは蹴り推奨です。)
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