純白に落とされた漆黒【シリアス/一部グロ/途中参加歓迎/一部人数制限/犯罪組織/軍】

【ステイル/ハーデンベルグ拠点Ｄ一室】

オイルランプのみのやや薄暗い部屋に一人テーブルを前にして座るのは、世間を否、世界を賑わせている犯罪組織の頭脳（ブレイン）ことKINGとして名の知れ渡る男。軽くパーマのかけられた柔らかそうな髪質と少々タレ目がちの瞳、左目に泣き黶と見た目的には普通の優男ではあるが、組織随一のイカれた思考は組織にいる犯罪者たちを従わせるには十分すぎる素質を持ち合わせている。その名をステイルといい、犯罪組織の頭でありながらも世界に顔を隠すことなく、また名を偽ることも無く堂々としていた。そんな彼の専らの興味はどれだけの「偽善者」を屠るかであり、その為にはいかなる卑劣な手段も厭わない。

「実につまらない依頼ばかりですが、世界はこんなにも腐っているという証にもなる。たまには私も外に出て動いてみましょうか……」

彼の手に収められる依頼書の数々は極秘りに組織に届けられたものだ。内容はさまざまであるが、大抵は暗殺依頼が多い。ステイルは少しばかり面倒くさそうに依頼書をテーブルに投げ捨てると、背後に掛けてある上着に袖を通そうとした。


（/絡みにくかったらすみません。絡み文を出しておきます。皆様よろしくお願いします）