闇夜に白狼、吼える。(異能/シリアス/本格戦闘/ファンタジー)

>>ゼン様

「ほーか。別に無理はせんでええよ。
俺も敬語使わにゃーし。」
(彼はそんな貴方の様子を見て笑顔のまま手を左右に振ると何かを思い付いたようにオフショルダーの右ポケットに手を突っ込むと猫の形を模した棒付きの赤い飴を二つ取り出し、「ほい。これやるにゃあ。」その一本を貴方にぐいぐいと押し付けて彼はもう一本を口に放り込み、ばりばりとすぐに噛み砕くと棒をまたポケットに突っ込み、中指にチェシャ猫を模した指輪の付いた右手をひらひらと振りながら「ほんにゃら、ばいばーい。鍛練頑張ってにゃあ。」トランプ達に覆われるようにして姿を消して)


>>ガエル様

「…公爵夫人と女王陛下のクロッケー、白い薔薇を赤薔薇に…♪」
(こんな都市には不釣り合いに派手な格好の彼は先程の戦場からずっと歌っている意味不明な歌を上機嫌に歌いながら薔薇が刻印されたトランプのケースを上に投げたりして歩いていたがふと貴方を見つけたら引く「お前さん、そこで何しとんの？」いつもの呑気な調子で声を掛けつつも若干警戒はしているらしく、ケースからトランプ達が次々に飛び出ては『なんだオメー！誰だよォー！』『野良猫ォー、コイツ敵かァー！』『敵なら首をちょん切っておしまい！』口々に好戦的なセリフを述べるが彼が困ったように苦笑いしながら「お前さん達、大人しくしといてくれにゃあ。煩くて聞こえたもんじゃにゃーよ。」宥めるとトランプ達は水を打ったように静かになって)