闇夜に白狼、吼える。(異能/シリアス/本格戦闘/ファンタジー)

>62様

…ふん。今回は退却だ…。
(彼はそんな彼女の様子を見て馬鹿にするように鼻を鳴らして口許を歪めるとまた影にずぶりと沈み、影を高速移動してメアの影へと立ち去るなりメアの影から出現し、「…メア殿。あの女面倒くさいんだけど…」ぶつくさと愚痴を漏らすとメアは苦笑を浮かべたまま振り向き、「それはすみませんでした、ノーマンさん。」ぺこりと頭を下げてノーマンの手を引き、帝国の本陣へと立ち去ろうとし)

>63様

……メア・ライリー中尉。その能力を連邦の連中に簡単に見せるなとあれほど…
(予定外の戦闘を無理矢理離脱して本陣に退却したメアを上官らしき漆黒の軍服を身に纏った軍人が厳しい口調で彼を叱りつけていて。「…それは本当に申し訳ないと思ってますよ、クリス・マクレラン中将。」叱りつけられているメアはいつもの笑顔ではなく神妙な顔をしたまま頭を下げ、「…本当に分かっているのか？貴殿の幸福な夢を見せる『bedman』は帝国でも類を見ない強力な異能なんだ。」「…お言葉ですが、それは貴方では？クリス・マクレラン中将。貴方の『コード0《ハウンド》』に敵う異能者など存在しないと思いますが…」「……兎に角、話は終わりだ…次の戦争に備えておいてくれ。」漆黒の軍服が深く溜め息を吐き、メアを追いやるように手を動かすことで話は終わって)